自社商品・サービスの詳細を説明するツールとして、パワポでつくる資料はプレゼンや企画書などに効果的です。
顧客にとって見やすく、商品の魅力が伝わる資料を作成できれば、購入や契約などを促しやすくなります。
パワポで魅力的な商品説明資料をつくるためには、資料作成に向けた準備や作成時のポイントなどを押さえることが大切です。
本記事では、商品説明資料をパワポでつくる手順やポイントを詳しく解説します。商品説明動画のメリットやポイントにも触れているので、あわせてチェックしてみましょう。
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- 商品説明資料のパワポを作成する方法
- 商品説明資料をパワポで作るコツ
- 商品説明を動画で行うメリット
目次
商品説明資料をパワポでつくる9つのコツ
見やすい商品紹介資料をパワポでつくる際は、以下のコツを実践してみましょう。
- 1スライド1メッセージを心がける
- 誰が見ても一目でわかる内容を心がける
- 説得力のある数値や実績を示す
- テキストや画像などの要素は左揃えにする
- 適度に余白を確保する
- 視認性の高いフォントを選ぶ
- 見出しや強調したい部分の文字を大きくする
- スライドの配色は4色以内にする
- スライド全体のデザインに統一感を意識する
上記のコツはすぐに取り入れられるので、一つひとつ実践してみてください。
以下の記事では動画作成のコツを解説しており、パワポでの資料づくりにも生かせるポイントが多いです。資料作成に役立てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1スライド1メッセージを心がける
スライドを作成する意味は、相手に情報をわかりやすく伝えることです。パワポのスライドに情報を詰め込みすぎると、商品紹介の要点が伝わりにくくなるので、1スライド1メッセージを心がけましょう。
たとえば、商品に複数の機能がある場合は、機能別にスライドを作成すると、商品の特徴をわかりやすく説明できます。
誰が見ても一目でわかる内容を心がける
専門的な用語や複雑なデータをそのまま使用すると、内容がわかりにくくなるので、誰が見ても一目でわかるようにスライドをつくりましょう。
たとえば、商品の専門性が高い場合は、関係者以外にも伝わるようにわかりやすい言葉選びが重要です。
商品に関するデータを記載する場合は、図表やグラフなどを用いて、視覚的に理解できる資料に仕上げましょう。
説得力のある数値や実績を示す
商品の特徴を具体的に説明するために、信頼性のある数値や実績を示しましょう。
「多くのお客さまに満足いただいています」よりも「購入いただいた約9割のお客さまに満足いただいています」と伝えた方がイメージが湧きやすく、資料の説得力が増します。
数値や実績に加えて、お客さまから寄せられた評判や口コミもスライドにまとめると、さらに顧客にとって比較・検討しやすい資料になるでしょう。
テキストや画像などの要素は左揃えにする
パワポのスライドにテキストや画像を配置する際、つい中央揃えにしがちですが、見やすい商品説明資料のためには左揃えがコツです。
人間の目線は左上から右下に動くため、左揃えの方が資料を読みやすくなります。左揃えにすると、テキストのはじまりが左に揃うので、見栄えもよくなるのが特徴です。
適度に余白を確保する
要素を左揃えにするのが基本ですが、左端から配置したり、右端いっぱいに詰め込んだりすると、情報量が多く見にくい印象になります。
見やすい商品説明資料にするためには、上下左右に適度な余白をつくりましょう。余白によってスライド内の要素が見やすくなり、素人っぽさのない洗練された資料を作成できます。
視認性の高いフォントを選ぶ
凝ったパワポ資料をつくりたいときに、つい個性的なフォントを選ぶケースがありますが、フォントとしてはおしゃれでも商品説明資料にはあまり向いていません。
商品の特徴やメリットなどの内容を読んでもらうためには、視認性が高いフォントを選ぶのがポイントです。Windowsは「メイリオ」「游ゴシック」、Macは「ヒラギノ」が見やすいフォントと言われています。また、フォントのサイズにも意識しましょう。なるべく遠くから資料を見ても分かるように大きめのフォントがおすすめです。
見出しや強調したい部分の文字を大きくする
スライドの内容をシンプルに伝えられる見出しや、とくに伝えたい部分は、文字を大きくして強調するのがコツです。
他のテキストとの大きさの差をジャンプ率と言い、ジャンプ率が高いほどパワポのスライド内で強調できます。
文字の大きさ以外にも、強調したい部分を太字にしたり、マーカーで背景色をつけたりする方法も効果的です。
スライドの配色は4色以内にする
色を使いすぎると見る人の目に負担がかかり、見るべきポイントがわかりにくくなるので、配色を4色以内に押さえましょう。
基本はメインカラーとサブカラーの2色で、強調するときの色や背景色などを必要に応じて2色程度使うのがポイントです。
最低限の色構成によってすっきりした印象になり、見やすい商品説明資料に近づけられます。
スライド全体のデザインに統一感を意識する
スライド内の統一感だけではなく、スライドすべての統一感も意識しましょう。
配色やフォント、文字の大きさなどのデザインを統一すると、ひとつの商品説明資料として見やすい資料になります。
スライドごとに雰囲気やデザインが異なり、世界観やコンセプトがわかりにくくならないように、あらかじめスライド作成のルールを決めておきましょう。
商品説明のプレゼンにおすすめのフレームワーク
商品説明資料を作る前に、パワポやプレゼンの構成に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、プレゼンにおすすめのフレームワークとして以下の3つを紹介します。
- プレゼンの基本「SDS法」
- 説得力のある「PREP法」
- 営業や商談におすすめ「FABE法」
プレゼンの基本「SDS法」
SDS法は、Situation(状況)、Problem(問題)、Solution(解決策)の3つの要素からなるフレームワークです。
- Situation:問題が発生する背景や状況を説明する
- Problem:問題の具体的な内容や影響について説明する
- Solution:解決策の概要やメリットを説明する
SDS法は、プレゼンテーションの基本的なフレームワークであり、幅広いシーンで活用できます。
説得力のある「PREP法」
PREP法は、Problem(問題)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の4つの要素からなるフレームワークです。
- Problem:問題の具体的な内容や影響について説明する
- Reason:問題が発生する理由や背景について説明する
- Example:問題の具体例や事例を挙げて説明する
- Point:問題の解決策や結論を述べる
PREP法は、SDS法よりも具体的な説明を加えることで、説得力のあるプレゼンテーションを実現できます。
営業や商談におすすめ「FABE法」
FABE法は、Feature(特徴)、Advantage(メリット)、Benefit(ベネフィット)の3つの要素からなるフレームワークです。
- Feature:商品やサービスの特徴を説明する
- Advantage:特徴から得られるメリットを説明する
- Benefit:メリットが顧客にどのような利益をもたらすかを説明する
FABE法は、営業プレゼンテーションなどでよく用いられるフレームワークです。顧客のニーズに焦点を当てて説明することで、商品やサービスの価値を効果的に伝えることができます。
これらのフレームワークは、あくまでもプレゼンテーションの構成を決めるためのツールです。目的や内容に合わせて、適切なフレームワークを選びましょう。
商品説明資料をパワポでつくる3つのステップ
パワポでの商品紹介資料の作り方は、以下の3ステップです。
- 資料をつくる目的やターゲットを明確にする
- スライドに盛り込む内容や構成を考える
- 構成に合わせてスライドを作成する
それぞれのステップで必要なことや進め方を解説します。
1.資料をつくる目的やターゲットを明確にする
商品説明資料をつくる前に、資料の目的やターゲットを明確に設定しましょう。
たとえば、プレゼンでの商品紹介を目的にするなら、プレゼン相手がターゲットになるため、商品のメリットや料金など判断材料になる情報を盛り込む必要があります。
目的とターゲットが定まると資料の内容を決めやすくなるので、慎重な検討が必要です。
営業での利用を目的にする場合は、営業資料の作り方を解説した下記の記事が参考になるでしょう。制作のポイントも説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、商品紹介資料以外にも商品を紹介する方法は多くあり、以下の記事で詳しく解説しています。さまざまな方法から商品紹介の仕方を検討したい方はぜひチェックしてみてください。
2.スライドに盛り込む内容や構成を考える
次に、商品紹介資料の目的やターゲットに合わせて、パワポのスライドに盛り込む内容を決めます。
商品紹介資料には、商品のスペックや特徴だけではなく、利用シーンやよくある質問などさまざまな情報が必要です。信頼できる資料をつくるためには、会社情報や販売状況なども盛り込むとよいでしょう。
また、商品を順序よく説明するために、あらかじめ構成をつくるのもポイントです。ターゲットがもつ悩みや課題を提示し、自社の商品で解決できることを伝え、商品の詳細を説明すると必要感をアピールしやすくなります。
以下の記事では、スライドの構成を考える際にも役立つ動画構成の考え方を解説しています。便利なフレームワークも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.構成に合わせてスライドを作成する
商品について説明したい内容と構成が決まったら、パワポのスライドを作成します。
ひとつのスライドに情報量を詰め込みすぎず、一目で内容がわかるスライドをつくりましょう。
テキストだけではなく、図表やイラストなど視覚的に理解できる要素を入れると、よりわかりやすい資料になります。
効果的な商品説明資料を制作するポイントは次の項目で詳しく解説しているので、しっかりチェックしていきましょう。
商品説明には動画を制作するのもおすすめ
商品説明をする方法として資料が役立ちますが、ビジュアルで魅力を伝えられる動画も効果的です。ここでは、商品説明動画のメリットや制作のポイントを詳しく解説します。
商品・サービス紹介動画の作り方は以下の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
プレゼンに動画を活用したい方には、以下の記事がおすすめです。魅力的なプレゼン動画をつくるコツや事例をチェックしてみましょう。
動画作成の手法のひとつであるインフォグラフィック動画については、下記の記事で解説しています。図表やグラフを効果的に伝えられるテクニックであるため、活用したい方はチェックしてみてください。
ホワイトボードに文字やイラストなどを描く様子を表現したホワイトボードアニメーションも、おすすめの表現方法です。ホワイトボードアニメーションの作り方やポイントは、以下の記事を参考にしてみてください。
商品説明動画のメリット
商品説明動画を制作するメリットは、以下の3つです。
- 視覚で商品の特徴をわかりやすく伝えられる
- 世界観やビジョンを映像で発信できる
- 営業資料としても活用できる
メリットを一つひとつ理解し、動画制作を検討してみましょう。
視覚で商品の特徴をわかりやすく伝えられる
動画は、映像やBGM、字幕などで視覚と聴覚にアプローチできるので、商品のイメージが膨らみやすくなります。
商品の特徴を実際の使用シーンで見せたり、高度な機能をアニメーションでわかりやすく伝えたりするなど、資料よりも表現の幅が広いです。
世界観やビジョンを映像で発信できる
商品説明動画をつくる際に、映像のつくり方やBGMの選び方などを工夫すると、自社の世界観やビジョンなどを発信するコンテンツとしても活用できます。
コンセプトやキャッチコピーを強調したり、世界観に合ったBGMを挿入したりすると、自社らしさを演出できます。商品説明とともに企業についても知るきっかけになり、ブランディングにも効果的です。
営業資料としても活用できる
商品説明動画は、商談時の営業資料としても効果的なツールです。商品の特徴やメリットを映像でわかりやすく伝えられ、顧客は商品の利用シーンや必要性をイメージしやすくなります。
また、営業活動の標準化にも効果的です。資料の場合は担当者の伝え方に左右される部分がありますが、動画なら個人に依存せず商品をわかりやすく説明できます。
効果的な商品説明動画を制作するポイント
効果的な商品説明動画を制作するためには、以下のポイントが重要です。
- 目的とターゲットを明確に設定する
- 伝えたい内容をシンプルに盛り込む
- テロップなどの編集を駆使する
ポイントを押さえて、商品の魅力が伝わる動画を制作しましょう。
目的とターゲットを明確に設定する
商品説明資料と同様に、商品説明動画も目的とターゲットの設定が重要です。
何に動画を活用したいのか、誰に動画を見てもらいたいのかを制作する前に明確に決めましょう。
目的とターゲットがブレなければ、売上アップや集客などの目的を達成できる商品説明動画ができあがるはずです。
伝えたい内容をシンプルに盛り込む
商品説明動画は資料よりも多くの情報を盛り込めますが、情報を詰め込みすぎると、見にくくわかりづらい動画になってしまいます。
商品の魅力を伝えるためには、伝えたい内容を絞ってシンプルに説明するのがポイントです。たとえば、機能を説明する際に、機能すべてを説明するのではなく、自社商品ならではの機能に絞ると特徴が伝わる動画になります。
動画を制作する前に伝えたい内容を整理しておくと、要点を絞った動画をつくりやすいです。
テロップなどの編集を駆使する
商品説明動画は制作段階で編集を加えられるので、テロップやアニメーションなどを活用してみましょう。
音声だけでは伝わりにくい部分に字幕をつけると、視覚と聴覚の両方で印象に残りやすくなります。
アニメーションは、実写ではわかりにくい商品の特徴や仕組みを伝えたいときに効果的です。アンケート結果やグラフなどに動きをつけて、データを強調するためにも活用できます。
商品紹介動画の制作には外注がおすすめ
商品紹介動画は視覚で商品の特徴を伝えられ、ブランディングにも役立ちますが、効果的な動画を制作するためにはスキルやリソースが求められます。
スキルを持った人材がいない場合やリソースが十分にない場合は自社制作が難しいため、制作会社に外注するのがおすすめです。
動画制作のプロによって魅力的な商品紹介動画を作成できるだけではなく、自社のリソースが必要ないため、コア業務に時間を使いやすくなります。
ムビサクでは、企画やアイデア出しの段階からご提案でき、ゼロからの商品紹介動画制作サービスを提供しています。徹底したヒアリングによってご要望に合った動画を制作いたしますので、外注をご検討の方はぜひ一度ご検討ください。
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商品説明資料のパワポに関するよくあるご質問
商品説明資料のパワポについてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- プレゼンは資料1枚あたり何秒ですか?
- プレゼンテーション資料1枚あたりの秒数は、一般的に1分〜3分程度が目安です。1分あたり1スライドであれば、20分のプレゼンであれば10枚、10分のプレゼンであれば5枚のスライドになります。ただし、プレゼンの目的や内容、聴衆のレベルなどによって、スライド1枚あたりの秒数は調整する必要があります。
- 良いプレゼンのポイントは何ですか?
- 良いプレゼンのポイントは「聞き手の理解を第一に考えること」です。プレゼンテーションは、聞き手に何かを伝えるためのものです。そのため、聞き手が内容を理解できるように、プレゼン内容を明確でわかりやすく伝えることが重要です。また、プレゼンテーションは、聞き手の共感や納得を得ることも意識しましょう。
- プレゼンの3点ルールとは何ですか?
- プレゼンの3点ルールとは、プレゼンの構成を「導入」「本論」「結論」の3つのポイントに分け、それぞれのポイントで伝えたいことを明確にすることです。「導入」ではプレゼンの目的やテーマを明確にし、「本論」では伝えたい内容を3つのポイントに絞り込み、「結論」では聞き手に行動を促すような内容を盛り込みます。
まとめ
商品説明資料をパワポで作る際は、資料の目的やターゲットを定めた上で、説明する内容や構成をあらかじめ決めましょう。
1スライド1メッセージや数値・実績の活用、適度な余白などを意識すると、顧客にとって見やすく、購入を検討したくなる資料になります。
商品説明には資料も効果的ですが、動画を制作するのもおすすめです。自社にノウハウやリソースがない状態でも、制作会社に外注すれば魅力的な商品説明動画を制作できます。
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